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不倫のはて
第1章 孤独の渦

 なつみと待ち合わせの
ショッピングモールに 着いた。
家から車で 10分程度で着く場所。


 「なつみ 待った?久しぶりー。」

 「陽子 久しぶりー。
少し痩せたね。 健介さんどう?」

「・・・・・うん。相変わらず・・・・」



 「ねっ 陽子
ランチすごく美味しいの
ランチでいい?」

なつみは慣れた様子で ランチを2つ店員さんに 頼むと早速話し始めた。
 
 
 なつみは 早口で捲し立てるように
私に言った。
陽子は真面目すぎるのよ。
少し力抜いて 出会い系サイトでも
登録しちゃいなさいよ。
主婦の間では すごく流行ってるのよ。
陽子はもう一生懸命努力したと思うよ。
でも 修復できなかった
それでも 離婚はしたくなくて
家庭を守りたいんでしょう。
居場所がないんだもの。
自分で自分を責めて 孤独の渦にのまれちゃうのよ。


 私のことよくわかっている
なつみが言うことだもの。
今まで そんな出会い系なんて
考えたことなかったけど・・・・


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