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第12章 兎と蛇

「ひぁ……っ！」


ビクンと仰け反る彼女の背中。
その拍子に、
頼りなく前を隠していた浴衣がヒラリと落ちた。

陶器のような白い肌、艶めかしい肢体。
それは息を呑むほどに美しかった。

俺は彼女の秘部を下着越しにゆっくりと撫でる。
もどかしそうに身を捩る彼女。

どんどんショーツが湿り気を帯びていく。


「はっ、あっ……んぁあ……っ」
「……あぁ、そういや女ってここ弱いんだっけか。」


そう言いながら、
俺は彼女の敏感なクリを爪で引っ掻いた。


「はん……っ！」


身体を震わせながら、
蛇が気持ち良さそうに高い声を上げる。

触ってもいねぇのに
もう固く主張しだしてるとか。

俺は彼女の身体に応えるように、
下着の上から執拗にクリを指で擦っていじめる。


「あっ、はぁっ……、んぅ……っ」
「やっぱ声高くなんのな。全然反応が違ぇ。」


クスクスと笑いながら指を動かす。

時折ナカの入り口の方にも指を滑らすと、
先程とは比べ物にならないほどショーツを濡らしていた。

くちゅっと鳴る卑猥な音。


「はぅ……っ」
「……やば、すげぇ濡れてる。」


ポツリと呟くと、彼女が恥ずかしそうに俺を睨んだ。

もっと強く刺激がほしいのか、
彼女が膝を擦り合わせている。

俺はそっと彼女の唇にキスを落とし、低く囁いた。



「白馬みてぇに慣れてねぇから、痛かったからごめんな。」

「え……？」



キョトンとする彼女をそのままに、
俺は濡れたショーツの下に手を滑り込ませた。

ぐしょぐしょに蜜を流すナカに、
ゆっくりと中指を差し込む。


「あっ……！」


熱い。つか一本なのにめちゃくちゃキツイ。

慣らすように指を優しく折り曲げて、
内壁をほぐしていく。
その度、くちゅっと控えめに鳴る水音。


「あっ…は……、んぅ……っ」


ナカがヒクヒクと俺の指を締め付ける。

もっと濡れさせようと、
ナカを愛撫しながらクリを親指で捏ねた。


「はぁあ……っ！」


彼女の腰がピクンと跳ね、一際高い喘ぎ声を出す。

トプッと溢れる彼女の蜜。

その声を絡みとるようにキスをしながら、
ナカを小刻みに擦り上げ、
クリを捏ねくり回していく。


「んっんぅっ！ん……っ、んぅうっ……！」


快感を逃すように、彼女が腰をくねらせる。
気持ち良さそうな甘い声。