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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第2章 お泊り会



────な、なんて豪華な朝食…!


レタスとトマトのサラダに目玉焼き、野菜たっぷりのコンソメスープとウィンナー。
そこから更に運ばれる、お皿に乗ったトースト。
こんな立派な朝食久しく食べてないよ!

目の前の食事にテンションを上げていると、
私を見ていた白馬くんがプッと噴き出した。

「目キラキラさせて子供みてぇ。」

な、なんか、白馬くんに子供っぽいって言われるの結構心にくるな。

よいしょっ、顔をキリッとさせてみる。
が、どうしても目はキラキラしているようで、
「無理しなくていいっすよw」と余計に笑われてしまった。

「しょうがないじゃん。普段はトースト一枚で済ましちゃうんだもん。」
「カップラーメンじゃないだけマシっすね。」

いただきますと小さく手を合わせる白馬くん。
私もつられて「いただきます」をする。

よし、まずはコンソメスープ飲んでみよう。
コレすごく美味しそう。


「…そういえば、彼氏さんとは何時から会うんスか?」


トーストを口に運びながら、興味なさげに予定を聞かれる。
平田くんに会うことを覚えていたみたい。

「夕方6時。なぜか毎回夜に会う約束するの。」
「ふぅん。」

うん、やっぱり興味なさそう。視線合わせないで黙々とトースト口に運んでるし。
って、ちょっと待って、スープめっちゃ美味しいんだけど。
なにこれホテルか?ホテルの食事なのか?

こんな宿あったら毎日でも泊まりたい…
というよりいっそ居候したい…。


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