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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第6章 贈り物
 宥倫の股間はまだ濡れたままの状態だった。感じるところは大体分かる。だが、それ以上に宥倫のクンニは相変わらず上手かった。いいところに触れるとその度に身体がひとりでに動いてしまう。負けじと恵子も宥倫の性感帯を貪った。
 お互いに口を塞がれ、鼻から抜ける甘えたネコのような喘ぎ声がワゴン車の中の二人を余計に盛り上げた。
 何度も何度も小さくイカされ、ぐったりとそのまま上半身を仰向けにして寝そべってしまった。宥倫のほうから、もう帰る?と聞かれ、そうね、と返す。…といった展開になったのだった。
 無事こうして家路を急ぐ車を安心して走らせていることが奇跡のように感じた。
「また会える?…ううん、会おうね」
約束して、
「きっと、また電車で会えるよ。」
と宥倫にうまくはぐらかされた。最後まで不思議なコだった。
 
 帰宅すると、ふと、あの掲示板を見てみたくなった。
 そこには、『元男性』という書き込み報告に対して、『ほんとに元なの?』など、痴漢した相手が男だったことを嘲る内容がすでに数件書き込まれている。そして何より目を疑ったのはすでに「恵子」の名前で書き込みが終了しているのだ。
 その恵子は『この人たちにひどい乱暴をされました。何を書いても調子よく嘲笑の対象にされるだけだと思うので、ここでのやり取りは以上とさせていただきたいと存じます。』と淡々と終了宣言がされていた。
 読んで、恵子はもう何も言う事は無い・・・と思った。

 それから、時が流れ、恵子には普通の日常に追われる毎日が戻っていた。たしか水曜日だった、ふと見たスマホのニュース・・・芸能、天気、外交問題、スポーツなど、バラエティに富んだそれらの話題の中に、『痴漢が逮捕された。』という内容の記事を見つけた。見覚え・・・とまでは行かないが、写真や駅を走り去る動画が公開されている。あの場にあの日いた人物の特徴に似ているような…。
 そりゃ、捕まるだろ…そう思った。いなくなったのかな、だったら、また、あの駅で電車乗ってみようかな…と考え始めていた。
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