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第1章 ここは地獄の『煩悩寺』！

クチャリ、といやらしい音を俺の太ももの上で鳴らしながら、彼女は指先で小さな円を描くように、何度も何度も自分の恥部を弄ぶ。

しかも下着が下着だけに、もはや『隠す』という本来の機能がまったく役に立っておらず、肝心なところがチラチラと見えてしまっている始末。

どうやら、毛はまったく生えていないらしい。

違う！ そんなことを確認している場合ではない！

もぞりと活動を始めた自分の股間の動きを止めるために、俺は頭の中で、この寺に入寺した者のみが教えられる特別な念仏を唱え始める。