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NAKED
第97章 証言
昼下がり。
少年のいう山中へ行ってみることにした。
施設の敷地を大きく迂回する山道は、うず高く落ち葉が積もっていた。
二人は踏み分けて登っていく。

「キミは、なぜこんな山道を知ってるの?」

「え、コンチュー、虫を捕るから……」
おっぱいを見るのが大好きだ、なんて言うわけないさ……

「そうか、昆虫採集が趣味なのか……でもこんな季節になったら、もう虫はいないよな」

「そ、そんなことは、なくって、冬眠するクワガタとか、幼虫とか捕れるんだ」

「そうなんだ……」
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