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第105章 気配

私は何も語らず。何も求めず。そうすることで亡き人の魂を弔いたいのです……

貴方は何の遺言も、メッセージも遺さずこの世界からいなくなってしまった……

何故、なぜ貴方が殺されなくてはならなかったのですか……

私たちは語らい合うことすら許されない運命の夫婦だったのですか……

亡き人に毎日問いかけても、答えは帰ってこなかった。

貴方がいなくなってやっと、かけがえのない愛とは何かを、私は知りました……