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第14章 バスルーム

「わぁーすごい景色、こんな広いお風呂まであるのですか」

浴室の大窓は、はめ殺しの硝子張りで、雄大な森のパノラマを見渡す。遠く稜線まで若葉と深緑が織りなすグラデーションを展望する。

「森に抱かれる」というコンセプト通りの景観でコテージは設置されていた。

「四季折々、朝昼夕と時間帯によっても様々に移り変わっていきます。森の景色を存分に愉しんでいただけるように、こうした大きな窓枠にしております」

「そうですよね。うわー、とっても入りたいな。ここのお風呂」