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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第17章 巽の本気

「……奏多……」
「……ぁ……」

香りの中で受けるキス。
少しの間、触れるだけのキスを繰り返した後、巽さんの舌が私の唇をなぞり、先を促してくるの。
唇を開けば、途端に入って来る巽さんの舌。私の舌を絡み取り、もっと奥へと舌を伸ばす。
……聖さんと似ていて違うキス。
絡み絡まれ、互いの境目が分からなくなるくらいの熱さ。舌も唾液も吐息さえも、一つになったような感覚。少しの荒々しさと、大きな優しさが伴うのが、巽さんとのキス。……でも途中で巽さんは唇を離した。

「巽さん?」
「このまま続けたら、奏多がまた堕ちるだろ。俺は奏多に負担をかけさせたくない」
「……ぁ……」
「寝室に……行かないか?」
「…………」

コクンと頷くと、巽さんは私の背中を押して寝室へと向かう。ちょっと散乱しているけど、お願い無視して。
中に入って巽さんはまた周りを見回す。変な物は置いていないけれど、微妙に不安だよ。

「こっちの部屋は、前の家に似せてくれたみたい。ベッドもカーペットも、ほぼ同じ色」
「青が基調か、いい趣味をしてる」
「そう?」
「清潔感というのなら、青色がいい。しかも薄い青は尚更綺麗に見えるな」
「あ、ありがとう」

殆ど家に人なんか入れたことなんてない。年に一度くらい親が来るくらいかな? 後は本当に誰も来ることすらなかった私の家。それなのに、引っ越し早々入って来たのが巽さんになるなんて、私ですら思っていなかったよ。

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