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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第2章 プロローグ

「アァァ……やぁっ、それ……だめぇぇ!」
「……ん?
此処をしゃぶりながら、膣内の良いところを責めれば、奏多(カナタ)はすぐイク」

綺麗な形の唇が、私の恥ずかしい尖りを含みなぶり、細く繊細な指は、私の膣内に侵入し感じる場所を重点に擦すられる。
そうすれば、私が簡単にイッてしまうのを知っているから。

何故こんなことになったのだろう。
私は迷っていた筈なのに、気がつけば、この人に絡みとられていた。
……そう初めから。

「アッ、アッ、い……いく……イッちゃう!
お願い、もう……」
「……何度でも。
奏多のイク姿が見たい。
奏多と快感を共有したい」
「……あああぁぁぁっっ!!」

責め尽くされ、蓄積された快楽が一気に弾け飛ぶ!
体中を駆け抜ける甘く激しい痺れ。痛いのに更にとねだるようにヒクヒクと疼く硬く成長した尖り、濡れ溢れ内腿にまで流れる愛液。

体はこの人の愛撫に逆らえない。責め上手のこの人の手にかかれば、異性経験が少ない私は簡単に堕ちてしまうの。
そして心も……。

「はぁはぁはぁ……。
…………さん」
「あぁ……奏多、好きだ」
「んっ」

激しくイッたインターバルのように、優しく甘く合わさる唇と唇。
だけどもう分かっている、こんな軽いキスだけじゃ足りないって。
私の体は、この人から与えられる激しい快楽を欲しているんだって。
……この人を好きになってしまったから。

「離さない……奏多。
何時でも、ずっと奏多を見てきたんだ。誰にも渡さない!」
「あぁぁ…………」

私はこんなに愛されてる。
色々問題もあったけれど、今はこの人を選んで良かったと思えるよ。

どうしてそんなことを思うのか? それは私がこの会社に入社した頃に遡る。
予想外の抜擢と運命の悪戯。私が振り回された社内での遍歴になる全て。

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