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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第9章 社長息子は眉目秀麗

聞かされる真実の欠片を集めても、私の頭は追い付かない。急に愛しいとか特別と言われても、どうしていいのか分からないの。

「だから、あの時に巽が奏多を連れて個室に入って来たのは驚いたし、先ほども見過ごすことが出来なかった。巽ではないが、奏多を傷つける連中は許さないよ僕も」
「あっ、あのっ!
いきなり言われても私には……」
「……そうだね」

少しだけ悲しそうな顔をする聖さんが凄く印象的で、私の心を締め付けるよう。
知らない内にこんなにも大切にされていたなんて、私はこれっぽっちも思っていなかったんだもの。

「理由は少しずつ教えたほうがいいのかも知れない。
僕達も君を見失って数年が経過しているからね、まずはそこから始めないと、意味のないものになってしまう」
「…………」

スッと私から離れ、元の場所に戻る聖さん。その背中が物語っている……辛いと。

私はどうすればいいの?
巽さんと関係を持ち、聖さんからはこんな話をされ、正直混乱してる。三科さんの時よりも遥かに深い困惑。三科さんは私が逃げれば済むことだったけど、これは過去の出来事もあるから、逃げていいのかすら判断しにくい。

「すまなかった。先に食事ということを、すっかり忘れていたよ」
「いえ。
少しは三科さんのことを忘れて食べれそうです」
「そう。言ったのは無駄ではなかったかな?」
「まだよく分かっていません。私で分かるんでしょうか?」
「ゆっくりと……。
一から教えるから心配しないで奏多」

私は聖さんのこの言葉で、色々と知っていくことになる。

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