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せりか物語
第3章 せりかのリラクゼーションタイム
コードネームはAphro78。まだ開発途中の新薬で、入念な予備実験が繰り返されている。特に最後に加える脂溶性溶剤とパルス超音波の組み合わせが、ヒトの血液脳関門を越える際に劇的効果をもたらした。巨大分子である媚薬がこのシステムを使えば従来の10000倍も脳細胞に取り込まれることがわかったんだ。つまり媚薬の効果が10000倍になるってこと。問題は投与量と投与方法なんだよな〜 、俺はチラリと実験用ベッドに視線を送る。せりかとの初デートで彼女が意識を失って早10日が過ぎようとしていた。

Aphro78は単独で末梢血管から投与しても、人体には何の影響もない。だから初の人体実験でせりかに投与する際も、十分な安全係数を考慮して適正量を算出したはずだった。ところが溶剤の問題かパルスの強度のせいか、予定の半分量でせりかの性的欲求は爆発し、我を忘れ狂ったように男を求めた。はっきり言って淫乱は俺の趣味じゃない。クマ等大型動物実験用ベッドに拘束し、おとなしくしていただいたってわけ。それにしてもクスリの半減期からいって、そろそろ起きないとヤバイぞ。

一方、せりかの腰は抜けていた。辛うじて意識はあるが、カラダはガタガタだ。性欲という自分の中のモンスターに媚薬でドーピングされては、か細いせりかのカラダなどひとたまりもなかった。媚薬の作用により、自慰行為で容易に気を失うほどの快楽を得ることができた。しかも興奮のあまり、体力の限界をはるかに超えてその行為を何十回となく繰り返したはずだ。それはせりかのカラダが覚えている。腰が抜けるどころか、媚薬でオナニーしながら命が果てる寸前の、本当に危ないところでやっと覚醒したのだった。頭が痛い、繰り返してイった為に脳が一過性に虚血を起こしたんだわ!腰も痛くて動けない!が、しばらくするとようやく周りの状況がわかってきた。服がない、全裸だ!あ、あの男がいる。私の処女を奪い、挙句、見世物にした憎いヤツ。逃げなくては、と思ったが動物実験用ベッドに縛り付けられ、おまけに腰が抜けている。と、そこで俺と視線が合った。

俺が話しかける。
やぁ、今度はしっかりお目覚めですね。コーヒーはいかがですか? いらない
随分と遠くへ行ってらっしゃた様ですが? わからない
腰が痛むのではありませんか? なぜ、わかるの?
わかりますとも!お付き合いした私もですから。
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