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淫乱女子の育てかた
第1章 まずは犯そう
中3の夏休み第1日。
午前8時半、僕(名前は、たつき。ニックネームは、たっちゃん)は、中学校の校門前にいた。この時刻、すでに酷暑。しかし僕は、間近に迫った美少女の裸身を思い浮かべ、暑さなんか気にならなかった。
そう、僕は、幼なじみの女子である、なつみとここで待ち合わせをしていた。

昨夜、僕はなつみに電話をした。
「なつみ、明日予定空いてる?」
「うん~♡空いてるけど~♡」
なつみは、素はかなり高飛車というか女王様みたいな高慢な勝ち気キャラであるが、僕と話すときだけはいつもこのような鼻にかかった甘ったるい声になる。
「明日、なつみと遊びたい」
すると、電話の向こうが一瞬、沈黙した。息をのんでるようすが、ありありと分かった。
じつは、ふだん僕はなつみにそっけない態度である。なつみから、どこかに一緒に出かけようと何度誘われても、何か理由をつけていつも断っていた。
そういう時に、僕からの誘い。
「うれしい~♡遊ぶ遊ぶ~♡」
「それじゃ、明日8時半に、学校の校門の前で」

こうして、僕がなつみを淫乱女子に育てる第1段階が、スタートした。
なつみは、どちらかといえばエスキャラである。こんな女子を、エムキャラに育てようという。無茶だ。
しかし、僕は思った。
《エスからエムへの転換。意外とスムーズに行けるんでは?》
根拠は、ない。しかし、行けそうな気がした。
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