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幼馴染と、そして先生と
第3章 情事を終えて
 翌日――。
 自室のベッドの上で和義は横になっていた。既に起きてから数十分経っている。忌引きということもあり、今日は学校へは行かなくてもいい。だから、このまま眠っていても全く問題はないのである。
 しかし、目が冴えてしまう。昨日の体験が頭を過るのだ。昨日、自分は手コキとフェラチオをしてもらった。それも幼馴染に……。その記憶を反芻する度に、興奮の渦に巻き込まれて、眠れなくなってしまうのである。
(由美の奴、本気だったのかな?)
 考えるのは、由美のことばかり……。
 自分を勇気づけてくれる、愛おしい存在。それが由美であった。
(もっと、したいな……)
 漠然とそんな風に考える。
 同時に、セックスがしたいという希望がわき上がってくる。童貞である和義は、まだセックスを知らない。だからこそ、知ってみたい気持ちがあるのだ。手コキやフェラチオは素晴らしく気持ちが良かった。となると、セックスはどうなのだろうか?
 セックスが気持ちいいというのは知っている。だが、体験していないため、どのくらい気持ちがいいのかはわからない。由美に言えば、もしかすると、してくれるかもしれない。けれど、幼馴染をそんな風に見てしまうのは、何となく気が引ける。
(俺、どうしたらいいんだろう)
 頭の中から煩悩を取り払いたかった。邪念を振り払い、そして瞑想に耽るが、全く上手くいかない。淫らな妄想が頭を支配し、和義を刺激していくのだ。
 和義は、そのまま昨日の思い出を胸に、マスターベーションに耽った。
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