この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
抱けない彼を妄想で抱く
第2章 道具を使ってする
彼は濡れた子犬のような目でわたしを見ていました。
「ほら、貴方が仕上げた身体だよ」
手を掴んでわたしの腰にもってきます。

彼はためらうように掴まれた手を少し引こうとしましたが、行き先が腰だと察すると素直に身を任せてくれました。
「うん、仕上がってる」
表情にはまだ陰りがありましたが、それでも笑って答えてくれました。
彼の手を、腰からくびれに、くびれから胸にと、わたしの身体をのぼっていくように滑らせます。

胸までくると、彼の手のひら全体でわたしの胸を覆わせます。
もう彼は抵抗してきませんでした。
代わりにその指に力をいれて胸を揉んできました。
突然やってきた予想外の快感に、鼻の奥から甘い声がもれます。
「ん…っ」
先ほどまで彼は、わたしの身体をできるだけ見ないようにしていましたが、いまはじっとわたしの胸を見ています。

彼のことが心配になり、顔を覗き込みます。
それに気づいてわたしと目を合わせてくれました。
彼の目は暗くどこまでも落ちてしまうような、深海のような深みをたたえていました。
それを見てわたしは悲しくなりました。
なにか悪いことをしてしまった気がしたからです。
なぜかはわかりません、でもしてはいけないことをしてしまった気がしました。

彼の手を離し、スッと身を引きました。
少しホッとしたような表情を見せたので、これからとる自分の行動は間違いではないだろうと感じました。
ここから先はわたしがひとりで気持ちよくなるのです。

持ってきた道具を取り出します。
紫色をしたそれは、男性のものの形によく似ています。
男性のものを形取ったそれに一緒に持ってきたゴムをつけました。
「ね、見ててくれる?」
彼の前でベッドに転がり、上半身は起こした状態で足を広げます。
彼はじっとわたしを見ながらこくりと頷きました。
/58ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ