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揺れる世界の秘め事
第17章 彼のお家

チャリッとキーホルダーが擦れる音がして、
それからカギが開いた音、そのままドアが開く音がする。


「……ん、入って」
俯いていた私の頭上で素っ気ないように呟く。
でも、すごく優しい声色で、ほんの少しだけ緊張して震えてる声。
こくりと頷いて、ドアの中へ入っていく。

玄関に入ると目の前にダイニングキッチンに繋がる廊下があって、入り口から少し歩いた所に洗面所等がある扉。もう少し歩くと右手に和室、ダイニングの右、和室に壁をつくってもう一部屋、こちらは洋室。
2DKの部屋をあちこちうろうろ歩いているとダイニングにある椅子に座ってた純平くんがくすくすと笑う。

「麻美さん子供みてぇ…可愛い」

そういわれて我に返って恥ずかしくなる。
「ま、おいでよ、紅茶でいい?」
「うん。ミルクで」
あちこち歩き回って満足して、ダイニングの椅子に腰掛ける。

「ん…おいしい~…」
「そ、よかった」

「……」
「……」

…お、落ち着かない。
まだ夕方だし…なに喋ったらいいかとか浮かばないし…
…どうしよう。
チラリと純平くんを見ると純平くんも私を見ていたみたいで視線がぶつかりお互いくすりと笑みが浮かぶ。

「緊張してる?」
「…ちょっと」
…どころじゃない、カモと心で付け足す。

「…俺も。好きな人が家に居るとか…すげぇ嬉しい」
「……っ…」

チラリと純平くんを見ると本当に嬉しそうにはにかんでいて、
心臓がキュゥゥっと苦しくなる。
あぁ、本当に愛されてるんだ…って、妙に実感してしまって言葉がつまる。

「あ…っと…先、夕飯…作っちゃう?」
チラリと窓の外を見ると少しオレンジ色の空。
「あー…じゃぁお願いする、つか手伝うから」
「うん。お願いね」

同じキッチンで一緒に料理、なんて新婚さんみたいだなぁ…なんて思うと少し頬が赤くなる。余計な考えを捨てて、純平くんにエプロンを借りて夕食の準備をする。

始めにいくつかお手伝いを頼んだけど、他に頼む事が無くなってダイニングへ戻るよう促してから少し経過した頃、ちょうど下ごしらえが全部終わった頃にすぐ近くに気配を感じて頭だけそちらに向けると、純平くんがすぐ後ろに立っていた。
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