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アブノーマルごっこ
第5章 先生とキャンディ
昼休み指導室に呼び出された。

「神崎さぁ、なんでワザワザ
 こういうことするんだよ。」

先生の机の上には
フルーツの絵がか描かれた飴の包み紙と
ティッシュに包まれた吐き出した飴がある。

「…」

「こんなことしたって何もいいことないだろ」

「先生に怒られたかったんだもん。」

「なに言ってんだよ」

「先生と二人だけになりたいんだもん。」

「神崎?ふざけてないで…」

「ふざけてないよ!
 先生の授業でしかしないもん。こんなこと」

「それにしても、もうちょっといい方法が…」

「ないじゃん!先生いつも逃げちゃうじゃん」

「そりゃ、だって…」

「…好きなんだもん…」

「神崎…」

「私だって困ってるんだよ、こんな…」

涙が溢れそうになるのを堪える。

「こんなおっさんじゃなくてさ
 もっと同級生とか同世代とか…いるだろ?」

「…」

「神崎…俺はさ、教師なんだよ。」

「私がこの学校やめたら?
 そしたらちゃんと考えてくれる?」

「そういうことを言ってるんじゃないだろう?」

「先生にちゃんと見てほしい。私のこと。」

先生が眉間にシワを寄せる。
そんな困った顔も好きだなぁ…。

先生に1歩近づくと、ふっと避けるようにしてティッシュを1枚渡してきた。

「ほら、涙、拭いて」
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