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華ヶ丘高校 淫交コース♪
第15章 校内散策
5月第3週です。

朝から陽射しが強く、駅から校門までの坂道を歩いていると、額から汗が出てきます。

「おはようございまーす」
「おはようございまーす」
「おはようございまーす」
校門の前で、生徒会役員が並んできて、登校してきた生徒たちに声をかけています。

生徒会による『朝の挨拶』週間なのです。


「おはよう飯島さん」
生徒会役員の列の中のひとりが私に声をかけます。

「おはよう妹尾くん。 今日も頑張ってるのね」
私は妹尾くんに笑顔を見せます。

妹尾くんは1年生ながら、生徒会会長に選ばれ、活動しているのです。

「この学校を少しでも良くしたいからね」
妹尾くんが微笑みます。

「何で今日だけ放課後の部活動が禁止なんだよ?!」
登校してきた生徒がひとり、妹尾くんに強い口調で話しかけます。

「理由は生徒会でも分かりません。 毎年、この日は生徒たちは午後4時には下校しなければならない規則なんです。 その理由を先生たちに尋ねても、なぜか教えてくれません」
妹尾くんが答えます。
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