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兄と秘密の約束
第2章 幼馴染みの遥樹くん
学校でも朝から悶々としていた。

「おーい。きょーか??朝から顔が赤いぞー。」

幼馴染みの勝田 遥樹(かつたはるき)。
サッカー部で活躍している。
次期キャプテンとも言われて、本人も気合が入っていた。

「うるさい。何でもないって。」

遥樹「なーんだよー。お兄さんと喧嘩でもしたのか?」

私の前の座席に座るなり頬杖をつく。
いくら幼馴染みでも話せない。

(お兄ちゃんの着替え見ちゃって気まずいし、恥ずかしいし、ちょびっと嬉しいとか言えないって!!)

遥樹「まっ、なんかあったら言えな!」

いつまでも言わない私に諦めてどこか行った。

遥樹は悪い人じゃないんだけどガツガツ系だからちょっと気が引ける時がある。
そこも良いところだけども…。


「おーい席つけー。」

担任が来たから一気に周りが静かになる。
ホームルーム中もあまり先生の話を聞いていない。
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