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第6章 ディルドとマッサージ機と

「大丈夫？ミナちゃん」

「す、少し苦しいけど…」

「痛くはない？」

美奈緒は緊張を解けないままでコクンとうなづいた。

ローターとも指とも違う質量を初めてその場所に受け入れて、圧迫感や恐怖がまるでないと言えば嘘になる。

けれどアイナの言うとおりサイズが小さいからか、痛みは感じなかった。

「ちょっと動かしてみるよー。どう？」

アイナがゆるくディルドを抽出させる。

中がこすれる違和感に、美奈緒は思わず「うう…」と呻いた。

「じゃあ、スイッチオンしちゃうよー」

アイナの声とともに、美奈緒の中で小さな男性器がかすかに震動し始めた。

「ああ…！」

身体の中心にむずがゆいような感覚が沸き起こり、美奈緒は背中を仰け反らせる。

「気持ちいい？」

「わ…わかんない、わかんない……」