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同性は何でも知っている
第1章 日帰り温泉にて
「子供さん、確か中学二年でしたか?」
名前は知らないが町内の役員さんだと思う、おじいさんが足だけ湯船に付けて、聞いてきた。
ここは一年ほど前に近所に出来た日帰り温泉施設で、日曜の昼下がりのことだ。おじいさんとは町内の会合で顔を合わせる、それだけの関係だった。
「そうです、二年生です。さすが役員さんですね、うちの娘のことまでご存知とは」
「いやいや、年々子供の数が減ってね、ほら去年の夏祭りなんか・・・」
おじいさんの後ろをあの人が通り過ぎていった。この温泉場で何度か見たことのある筋肉質の男だ。
タオルで前をちゃんと隠して、それでも鍛えられた肉体が彼を堂々と見せている。
あんな肉体になれたら・・・と憧れているのだ。
この男、今井宏は38歳、妻と一人娘の三人暮らし。妻はマンションを買いたくてお金のこととか、中古と新築の違いはどうとか、どこの町がいいだろうとか、そんなことで忙しい毎日、娘はSNSでどんどん親から心が離れていってる、こんなことで家族第一主義だった宏は寂しい思いを抱えていた。
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