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監禁束縛〜裏切りと暗殺者の最期〜
第7章 命の残量
(………やはり大丈夫のようですね)

心音は異常はなくクルトは安堵のため息をついた。
その後すぐシェリルの部屋に戻った。
クルトが部屋に戻るとシェリルは眠っていた。

「旦那様、ロザリー様は異常ありませんでした」

「そうか、なら注射打っといてくれ」

「畏まりました」

クルトはシェリルの腕を消毒すると注射針を刺し薬を投与した。
それからは屍姦行為をする事がなくなった二人だったが容赦なく性行為は続けられた。
身体を愛撫され肉棒の挿入は一回で終わって二人から解放され今までよりは激しくなくなった訳だがシェリルの身体には負担が掛かっていて、性行為後は誰かに起こされるまで死んだように眠り続けていた。
シェリルの身体は日に日に弱っていった。

「はあッ…はあッ…はあッ…はあッ…」

(なんか最近ほとんど毎日注射打たれたり、息苦しくなったりしてるけど…私、何かの病気なのかな?)

シェリルの不安は募るばかりだった。
シェリルに薬を投与し始めて6日目の朝、ノエルとクルトは監視室にいた。
二人の視線の先にはシェリルの部屋の監視映像が映し出されていた。
映像の中でシェリルはベッドの上でぐったりしていて苦しそうな息を繰り返していた。
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