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狼に囚われた姫君の閨房録
第18章 禁門の変
カエルが庭先で鳴いている。ふくろうの声もした。
絹行灯の火影の中で、私と一は抱き合った。
二人とも、一糸纏わぬ生まれたままの姿。私の手は一の背中に回り、足はお互いに絡み合っている。
「あ……い……ゃ」
手のひらで包める乳房に、一はむしゃぶりついた。乳首を引っ張ったり、つまんでクリクリしたりして弄ぶ。
「うっ」
私は微かに悲鳴をもらした。一の人差し指が秘肉に押し入ってきたのだ。
私の秘肉が一の細い指先をくわえ込む。待ち焦がれていたかのように。
「……っ!」
激しく指先を抜き差しされ、私はうめいた。
花弁をかき回されながら、乳房を貪られる。ふくらみを片側ずつ吸い立て、一は私を絶頂に導く。
泉から愛の滴を溢れさせ、私の全身は今にもとろけそうであった。
「ふあっ!」
びしょ濡れになった女唇を、一の猛々しいものが串刺しにした。一気に胎内まで突き通され、私は敷布を握りしめて耐えた。
「ぐっ……」
深奥をえぐられ、私は一の肉刀をいっそうしめつけた。
性急な挿入が繰り返される。鋭く、だが、甘ったるい攻め。
私は一の背中にしがみついて、ひたすら身悶えた。
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