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狼に囚われた姫君の閨房録
第5章 御前試合
文久三年四月十六日。
障子越しに、朝陽が寝所に射し込んだ。小鳥のさえずりが耳を洗う。
目を覚ました私の傍に、総司も一もいなかった。朝稽古に行ったのだろう。
「そういえば……今日だっけ」
松平容保様の前で、御前試合をすることになったのだ。会津藩で引き受ける以上、腕を見たいということである。
私は布団を畳んで、押し入れに入れた。
「失礼します」
「おーっす」
着替えようとしたら、主計と利三郎が入ってきた。寝巻きと肌襦袢を一気に脱がされる。利三郎に膝裏を抱えられて、幼い子がおしっこをするような姿勢を取らされた。
「ちょっと、待って!」
私は暴れたが、明るい縁側に容赦なく連れて行かれてしまう。
そこで、用をたせと言うのか? 誰が来るかもわからないのに!!
「お嬢、早く早く。さっさと支度しないと、迎えが来るんだろ?」
利三郎が私の体を振って急かす。御前試合は私も容保様と観戦するように言われているのだ。
お湯を張った盥に手拭いを浸し、主計が足元で控えている。
主計の手が伸びて、突起を刺激する。
「あ……あ……」
敏感なところをくすぐられ、突っつかれてはたまらない。私は黄金の水を放った。黄金水は地面に落ちて、溝へと流れていく。
用をすませると、主計が私の尿道口を温めた手拭いで拭き取る。女芯をぬぐい、花びらをぬぐってから、主計は顔を押し付けた。 
「良い香りがします」
ついでのように、蜜壺に舌をつけてすする。
朝から、なんていやらしいことを……!
「おはよう、すみれ。起きてるか?」
庭先から現れたのは、左之助であった。私に気づくと、あらわにされた秘部をじっくりと眺めた。
「用足しは済ませたみたいだな」
私の足元にしゃがみ込み、左之助はあからさまな恥部に視線を這わせた。
女の土手が恥ずかしさに打ち震えていた。泉からは女液が溢れて、止まらない。奥の奥まで好奇の目で射抜かれて、私は美肉をひくつかせた。
「……いやぁ」
「なかなか、うまそうだな。御前試合の前に、味見といくか」
舌舐めずりすると、左之助は突起に唇をつけた。
「ひっ!」

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