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第11章 先生の秘密

翌日、俺は葬儀場に座っていた

何も出来ない

ただただ瑞穂を求めていた

今日はお通夜か。。。



お通夜に部員が参列している



読経が終わり、参列者が掃けた時、部員がやって来た

「先生、こんな時に申し訳ないけど。優勝しました」
そうミナミが言うと全員が泣き出した


「優勝したって瑞穂がいなけりゃ意味ないんだよっ！」
俺は自分の事しか考えられない最低な男だった

「先生！そんな言い方ないじゃない！」
松田が涙と鼻水まみれて叫ぶ

「ミナミ先輩は圭太が倒れて救急車を呼んで、代理監督を探して、チームを引っ張ってくれたんだよ！みんな先生と瑞穂さんの為に必死だったんだよ！！先生のバカ！！」

松田はそう言い捨てると、走って行ってしまった。他の部員が後を追う

ダメだ。俺はダメ人間だ。。。