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第11章 先生の秘密

「申し訳ございませんでした！」

初七日が終わり、俺は生徒に平身低頭謝った


「俺の為に、瑞穂の為にと旗を取って来てくれたお前達にあんな事を言って俺は最低だった。本当に申し訳ない。人間としてまだまだ未熟な僕ですがもう一度、教師として顧問としてやらせて下さい！！」

「先生、いや圭太、もういいよ。」
ミナミが口を開く

「あの時確かにマジムカついた。でもミオちゃんを追って葬儀場を出たところで、瑞穂さんのお母さんに先生と瑞穂さんの関係やお子さんの事、今は心が追いついていない事を聞いたんだ。その上で、僕らにとっては教師だけど半年前までは大学生だった圭太を仲間として許して欲しい。って頭を下げられたんです」

俺は再び涙が溢れた

「圭太、また一緒にバレーやろうぜ。」
「圭太」
「圭太」
「ケータ」
全員が俺の周りに集まった。瑞穂を亡くしてから初めて嬉し涙が溢れる


「もう、圭太泣きすぎー」松田も泣き笑いしている


「ありがとう。すまない。ありがとう」泣きながら一人一人に頭を下げた