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オレンジ色の世界で。
第4章 エロビデオ鑑賞会。
 その意識を踏まえた上で、ぼくは手にしていたエロビデオをデッキへと差し込む。
 ソファに座っていた母は、その間に居間の照明をオレンジ色に切り替えていた。
 いつも映画鑑賞をする時と同じだった。
 母はソファの右端に座っていた。ぼくは左側に陣取る。三人掛けのソファなのに、ぼくと母の距離は人二人分くらい開いていた。

「――じゃぁ、再生するよ?」とぼくは言う。
 母はそれに対し「あいよー」と軽い返事をした。
 再生ボタンを押す。
 それと同時に、チンコが半勃起してしまう。これはも条件反射なのだと思う。
 隣りに母がいようがいまいが、エロビデオを観る為の再生ボタンは半勃起ボタンでもあるのだ。
 いや、むしろ近くに母がいてくれる方が反応が良い様な気もする。
 映像が流れ出す。
 母に似た女優が掃除をしてるシーンだ。
 ぼくはテレビに顔を向けつつも、意識は母へと向けていた。
 このエロビデオを観て、母がどの様な反応を示すか関心があった。
 ちらりと、横目で母の様子を伺う。
 いつの間にか、ソファの上で体育座りをしていた。
 その視線は真っ直ぐにテレビへと向けられている。
 真剣に視聴してる様に見えた。
 映画やドラマを観る時も、今みたいに真剣に没頭する人なので、それはエロビデオの時でも変わらないと言う事なのだろう。

 視線をテレビへと戻した。 
 デブハゲの町内会会長が登場。
 母に似た女優は、会長を家に上げてしまう。
 それから母へと視線を移した。
 依然、真剣な眼差しで視聴している。
 母も、例えば、平日の昼間に町内会会長的な人が来たら、簡単に家に上げてしまうのだろうか?
 現実世界にそう言うシチュエーションがあるかどうかはさて置き。
 町内会会長じゃ無くても、酒屋さんとか、新聞屋さんとか、NHKの人とか、変な宗教の人とか、我が家に訪れる大人の男は結構いると思う。
 大抵は、普通の大人なのだろうけれど、中にはエロビデオの会長の様にエロの塊みたいな人もいるかもしれない。
 そう言う人に、襲われたら、取り敢えずは抵抗するだろうけれど、大人の男に全力で乱暴されたら女の人は抗え無い様な気がする。
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