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夫ではない「貴方」に抱かれる物語
第5章 楽園
貴方は私のバスローブをゆっくり脱がせ、裸の私を一度抱きしめると、さっきの椅子に私を導き、座らせる。足首に貴方の手の温もりを感じると、私の足は大きく開かれ椅子に装着されていたらしい器具で固定されてしまう。

恥ずかしさで、振動体の部分を隠そうとした私の手を、貴方はあっけなくひきはがし、両手首は頭上で縛られしまう。

「さあ、準備は調った。言ったろ?楽園に連れていってあげるって。そのために、今日は客を招いているんだ。楽園への同行者だ。そろそろ着く頃だ。」

部屋の呼び鈴がなり、誰かが入ってくる気配がする。でも目隠しをされ、手足の自由を奪われた私は、確認する術もない。

「お客様だよ。皆、君にプレゼントを持ってきてくれたそうだ。」

皆?皆って、誰?何人いるの?

混乱している私の頭上から、聞き覚えのない男の声がかけられる。

「こんばんは、玲子さん。今日はお招きいただきまして。。。お酒がお好きと聞いてます。とっておきのロゼを持ってきたので、テイスティングをお願いしようかな。」

答える間もなく、私の唇は男の唇に捉えられ、
舌づたいにアルコールが少しずつ少しずつ流しこまれる。。。注意深いキスにも関わらず、唇のはしから流れてしまうワインを、男は私の顎から唇まで舌を這わせ、舐め取って、再び私の舌に絡みつく。。。

「気に入ってくれた?この味、好き?」キスの合間に私に尋ねながらも、答えを待たずに、男は後から後から私にロゼを飲ませつづける。。。

喉に受け止めきれず、胸元まで流れ出たワインを、別の男が舌で受け止める。アルコールで湿ったそれは、私の身体をゆっくりなぞり、焦らすように乳輪の上で弧を描く。ねっとりと周囲だけを舐められた乳首は、恥ずかしいほどピンと立ってしまう。

次の刺激を待ち望むかのように固くなった乳首に男がそっと触れる。

「理想的な形になりました。これなら僕のお持ちしたアクセサリー、お気に召して頂けると思います。最初は少し痛みを感じるかもしれないので、アイドリングをしておきましょう。」

男は乳首を唇に含む。

なぶるように舌を這わせ、転がし、吸われた後に、ガっと歯を立てられる。私は感じる痛みとは裏腹に悦びの声をあげてしまう。。。

「感じるんですね、この位の刺激が。ではリングの輪もきつめにしておきましよう。」
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