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ワルキューレの朝ごはん
第2章 化学反応
狂気が蜘蛛の巣のように邪悪な粘液質の糸を張り巡らせて


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  (*。・ω・)  (=ω=。*)
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┃ ┃ホラーなのですか?┃ ┃
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そして退廃が始まる、、、

局部的な喪失が我が物顔で腰を据え、世界の全域へと向けて崩壊を波及せしめ、退廃を日常化させてしまうのだ。

斯くして僕たちは世界のあるべき表情を忘れてその卑猥な仮面(ペルソナ)に慣れ、内面に穿たれた空洞を溺愛した。

精神の健康を蝕まれてる、殆んど崩壊に瀕している、が、存在が危機的な状況であるとは云え、彼女は悪くない。

イブニング・ドレスも今、目の前で惰眠を貪っている彼女のブレザーの制服も所詮は着せ替えの効く衣装に他ない。

その素敵な衣装をはぎとって見ればそこに裸の真実が露呈されるかと云えば、そうではないところに現在と云う名の具体性の底知れない暗闇の真の恐ろしさが潜んでいる。

そこには決まって不可視の存在(ゴースト)が隠れている。

その意味を「謎」として宙に吊り、それに続くだろう彷徨と、回復し難い記憶とが煽る
(廃墟の幻)喪失と崩壊の過程は決定されていると思えた。

ユートピア或はパラダイスの地盤はオロナミンCの蓋を空けた時に出る煙りの如く儚く俄に消え失せるほど脆弱で崩れ落ちそうな廃墟だった・・・
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