この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
スカーレット オーク
第28章 28 年始
「ひさちゃん、新年早々だけど、昨日話していた皿作ってもらえないかなあ」
「いいですよ。何枚くらいあればいいでしょうか?」
「そうだなあ。三十枚ってどれくらいで作れる?」
「えーっと。ロクロで挽くのには二時間あればいけると思うんですが。仕上げもそれぐらいでしょうか」
「ほー。そんなもんでできる?じゃあ頼むよ」
「はい。じゃあ掃除とか終わらせて午前午後の暇を見てやっちゃいます。今日明日でできると思いますから」
「いやー助かるよ。粘土は昨日の使ってね」
「わかりました」

 緋紗はロクロを出かけた先でも回せるのが嬉しく、更にこのペンションが好きになった。

 客室から浴室、フロントまで掃除が終わったので緋紗はアトリエに行った。

「じゃ緋紗、いい皿作ってやって」

 直樹は薪を割るらしい。

 粘土置き場からビニールに入った信楽粘土を引っ張り出し、ブツブツ計算しながらビニールを破った。
 粘土の塊をとりあえず十等分し量り、同じ重さの玉状にした塊を四十個用意する。――これで失敗しても三十残ると思う。
 一個一個菊練りをした後、ロクロ台に乗せ、二十枚挽いたとき和夫がやってきた。
/321ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ