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スカーレット オーク
第3章 3 岐路
 そう緋紗が答えると大友はバスローブの紐で彼女の両手首を縛ってしまった。
「プレゼントをもらったみたいだ。抱かせてもらうよ」
 そして自分のバスローブの紐もほどいて脱いだ。

 さっきのスーツ姿から想像できなかったが、大友の身体は筋肉がしっかりついていて、とても逞しかった。
眼鏡をはずされてぼんやりとした視界でも彼の逞しさがわかる。
また緋紗は欲望に熱くなってきた。
紅い頬から首筋、乳房まで軽くなぞられあえいだ。
そっと触れられただけなのにサーモメーターが急上昇する。

あえぎながら、
「はやく……」
 と口走ってしまった。

大友はそんな緋紗をうつ伏せにし、背中に舌を這わせ、のけ反っている後ろから大きな手で乳房を揉みしだく。
更に下腹部から敏感なところへ指先が伸び、ほぐされ閉じた花弁を開かれる。
思わず動いてしまう腰を押さえつけられ、とうとう大友が入ってきた。

「ああっ……」
 緋紗は強い刺激に目の前が真っ白になり、腰を固定されたままの一定のリズムにどんどん快感が増してくる。
「あうぅ、す、すごき、き、もち、いっ、あっ」

快感に身をゆだねてしまっている彼女の背後で、「くっ……」と、耐えるようなうめき声がかすかに聞こえる。
少し動きが緩やかになったかと思うと大友の手が緋紗の乳房をまた揉みしだき、もう片方の手が緋紗の敏感な花芯をリズミカルに摩擦する。

「ひっ」
 声にならない声をあげて緋紗は達した。
大友は緋紗が達して収縮するのを感じながら激しく動く。
「う。くっ」

 そして更に激しく奥に打ち付けるように動いた後、大友も達した。
弛緩した筋肉が背中に覆いかぶさるのを感じて緋紗は目を閉じた。
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