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スカーレット オーク
第55章 55 緋襷(ひだすき)
 緋紗はテーブルの上の二個のグラスを眺めた。――壊れなくてよかった。

 松尾にグラスを二個作って窯に入れたいと頼むと快く応じてくれたのだが、普通必要な作品の個数の二割余分に作らないと壊れることもあるので四個は作れと言われた。
しかし緋紗は二個しか作らなかった。

他の代わりを作ってもしょうがないと思ったし、これが壊れたらそれまでというような気持ちがあったからだ。

一応緋襷の景色が得られて炎が激しくなり過ぎない場所に置いた。――綺麗に焼けてよかった。

 二個のグラスが自分と直樹のように見えた。
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