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Backside storys
第3章 龍沢 玲司
しっかり朝飯をご馳走になり、涼香ちゃんは化粧をして帰っていった。車出そうか、と言ったけど、大丈夫!歩いて帰るわ、と、軽やかな身のこなしで、昨日と同じ服でアパートの部屋を出て行く。玄関の外まで見送ったけど、外階段を下っていくハイヒールの靴音は軽快で。元気いっぱい。
顔は可愛いし、胸もデカいし、料理上手くて、酒も強くて、夜はエロいとか…最高かよ!ホントに女神だな…

俺の脳裏に浮かんだ絵面は、いつか映画で見た、ジャンヌダルク。
高く剣を掲げ、私について来いと兵士を鼓舞する甲冑の女神。そして俺は…それに追従する兵士ではなく、彼女が乗る、馬…なーんて、な。

俺は部屋に戻り、布団を引っ張り出してシーツを剥ぎ、洗濯する。
まだ8時にもなってないのに、もはや暑い。きっと洗濯モンなんかすぐ乾く。 

さて、知らなかったとはいえ誕生日ってことは何か用意しなきゃ、だよな。

今更ケーキでもないし、アクセサリーも指輪のサイズとかわからん。
悩んだ末、花屋でバラの花束を作ってもらう事にした。
涼香ちゃんの塾の帰りは多分10時頃。
花屋には閉店間際に受け取りに来ると約束して、一旦部屋に帰り、のんびりといつもの休みを過ごした。

夜9時前、花屋の閉店が9時だったから、ギリギリに受け取り、車で職場まで行く。この時間なら大丈夫だろう、店の駐車場に車を停め、涼香ちゃんの帰りを待った。涼香ちゃんが帰ってくる。

「お帰り。お疲れさん。」

普段着慣れないスーツに、どうしたの?そのカッコ…と聞いてくる。

それには応えず、いきなりバラの花束を出す。
小粋な演出なんて出来ない。だから先手必勝しかない。

「遅くなったけど、誕生日、おめでとう。」

「!!」

「…今はまだ、プロポーズはできない。でも、俺が杜氏として、社長に認められたら。その時は、俺と結婚して下さい。」

涼香ちゃんが抱き着いてきた。慌てて花束を引いたけど、少し当たって花びらが散る。

「…龍沢さん…大好き‼︎」


俺も、花束を片手で突き上げたまま、空いた方の手で涼香ちゃんを抱き寄せた。 
一生、お供しますよ、女神様。






 
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