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第4章 離婚に向けて

旦那
里佳子には申し訳ないと思いながら毎日、過ごしてきた
実は、俺も浮気をしていた
でも、一度も本気になったことはなかった

家族を幸せにできるのは昇進することだと思っていたから、売り上げをあげるために取引先の女性に手を出して自分の成績につなげた
多い時は、数人の女性と関係をもっていた

いざ家庭に戻ろうと思った時に一人の女性だけが別れてくれなかった
あの手この手で俺をつなぎ止めようとした
終いには、傍にいてくれないなら自殺するとまで言われた
彼女はどんどんエスカレートした
何されるか怖くて、最近は彼女の家に泊まっていた

里佳子が他の男性を本気で好きになったと聞いて悲しかった
でも、自業自得だから仕方がないと思った
離婚にも応じるし、財産も全てやる