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絶頂霊
第1章 その1
「はあ、はあ…」


「ああ、いい…。マナブさん、もっと、奥までいいのよ。突いて!ああ…、ココよ、そう、ココ強くついて~。愛してるわー。ああ~ん、いく~!」


オレのキメは、正常位で上半身はレオナの体から離し、腕立て伏せの体勢から腰に重心をどっかと乗せ、マ○コを容赦なく速射砲のように突きまくるってのがいつもだった。
レオナはその激しいピストン挿入を大股おっぴろげで喰らいこみ、両手はオレには触れず、自分のアタマにやり、髪の毛を掻きむしるようにもだえ狂う…。


オレ達のハメには、余分な”口上”などほとんど抜きで、互いに絶頂を自分勝手に貪り合う。
セックスパートナーは相手ではなく、相手と作りだす快感それ自体なんだ。
そして二人とも、そいつで野獣のように果てる…。


これがオレとレオナの”絶頂模様”だった。
3年間変わらずの…。
それが、何なんだ!
この甘ったるいナルシーなお言葉は。
第一、ヤッてる最中オレのこと、さん付けなんてただの一度もねーって。


しかも、イク間際、レオナのヤツはオレの体をグランドからのベアハッグ状態で強く抱き付いてきやがった。
おまけに、発射したあと、大げさにディープキスの大サービスだよ。
こんなの過去3年で初めてだって。
一体どうしちまったてんだ、レオナのヤツ…。


だが実は…。
一昨日の絶頂時、ヘンだったのはコイツだけじゃなかった。
そうさ…、いつものようにイク瞬間の彼女の顔を真上からキャッチしたら、まさに一瞬だったが、我が両眼が捕らえたソレは、違う女の顔だったんだ…。







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