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絶頂霊
第3章 その3
その3
藤本マナブ




”おい…、マジかよ…。レオナとハメてなくても、イク時にヘンなモンが紛れ込むって…。これって‥”


まさにマナブは背筋を凍せていた。


抜群に下半身の相性がいいマナブとレオナは、ケータイでの声のやり取りだけで、生ハメ以上のエクスタシーを以って相互オナニーでもS級の同時イキを完遂できるというのに…。


”イッた瞬間に萎むって言っても、ここまでは例がねーって”


マナブ自慢のギンギンチンポも、ザーメンを発射し終わる前に、上向きの亀頭が瞬きする間に勢いよくお辞儀してるありさまだった。
思わずチンポをしまうことを忘れ、マナブはつい、後部座席に目をやり、ヘンなものが乗っかっていないか確かめている。


今まで気が付かなかったが、マナブが車を止めた県道には街燈などなく、周囲はタッパの高い杉の木がわずかな風にも生き物のようにざわめいてるではないか…。


”暗くて気が付かなかった…。ここ、一面杉の雑林じゃん。ウインドウ締めてても例のザワ~って音響だわ。第一、夜の暗がりで枝揺らしてる杉って、眼を開いてる感じでこえーって”


***


「…マナブ、もしもし…。ちょっと…、聞こえないの!」


「ああ、レオナ…。やっぱ、おかしいわ。いや‥、お前ってことだけじゃなく、オレもヘンだわ。さっきの前言取り消しだ」


「何よ!どうしたのよ、マナブ…」


「…セックスだけじゃなく、相互オナニーでもだった。お前が絶頂に足した瞬間、お前の声じゃなかったんだ!それ、オレの耳ではっきりとだった」


「マナブ…。確かに私もイキそうになってから、記憶、とんだわ。あやふやなのよ!ハメてない時でもそれよ…。どうなってんの、私たち…」


「あのさ、車停めてるここ、杉の大木に囲まれてエラく気味悪いんでさ。とにかくさっさと家戻るわ。それから連絡する」


「わかった。電話待ってるから。気をつけて、マナブ…」


「ああ…、お前も何かったら電話しろな。ちょっと、やばいわ、コレ…」


マナブはまだ新車同様の黒いシエンタ急発進させ、一路、埼玉中部の自宅マンションに向かった…。


***


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