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感じさせて
第17章 オープンカフェ

あの

カフェや・・・





一回しか行ってへんけど

手を繋いだまま
うさちゃんが
アイスティー飲んでた

あのカフェに
うさちゃんは
来てたんか・・・




俺は
久保木さんという人の
話が終わる前に


もう紙袋の中から
手紙を取り出し
読み始めてしまった




もう

待たれへんかったんや





心矢へ


と書かれた封筒を
見ただけで


なんや
涙があふれてきて
止まらんなった



怖かった
正直、読むのが
怖い気持ちもあった


もう
会えへんって
書いてあるかもしれん


もう
嫌いになったて
書いてるかもしれん


好きとも
言われたこと


ないねんけど・・・





でも便箋を取り出す
俺の手は
止まらんかったんや




封筒の中には
3枚の便箋が入ってて

その便箋には
びっしりと

文字が書かれていた






俺に

いっぱい話したいこと



あってんねんな・・






うさちゃん



俺も

話したいこと

いっぱいあるんやで・・・







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