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感じさせて
第18章 握りしめる
忙しくて
あまり話ができないことを
謝りながら
久保木さんは
仕事に戻ってしまった



目の前のメニューを
少し開いて

中を確認する



メニューに
はさまっていたのは



味気のない
無地の封筒と

かわいらしい
封筒の二通



そっと
その二通を抜き取り
バックにしまう



その時
ちらりと見えた


うさちゃんへ


という文字で



胸が痛み
心臓が高鳴った



早く読みたい

でも

ここじゃ・・・




さっき来たばかりで
アイスティーにも
ほとんど
手を付けていないけど





でも




我慢できずに

席を立ち


私は

レジへと向かった








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