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感じさせて
第18章 握りしめる
もったいないこと

してしもた・・・




少しして

落ち着いた俺は




またカフェに行き

うさちゃんを探したけど


もう・・




おらへんかった






あんなに

泣いたりせんかったら

もういっぺん

うさちゃん見れたのに




あのまま

店を出るうさちゃんを

待ってて



後をつけたら



顔も見れたのに・・・





何やってんねん・・俺








ひと目見れた
うれしさよりも

自分のアホさ加減に
凹んで

そのあとのバイトは
失敗続きやった



休憩のときは
先輩や知り合いに
電話をかけまくって

なんとか
うさちゃんと
2人きりになれる
方法がないか
聞きまくった



けど


そんな方法
思いつかへんかった







バイトが終わって
しょんぼり歩いてると




久保木さんから
メールが届いた




うさちゃんからの
手紙を
預かってるから
渡したい


という内容やった




そして俺は


久保木さんがいる
駅まで
手紙を受け取りに
行くことになった


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