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感じさせて
第19章 密会
その体制のまま


小さな声で

時々

話をした



うさちゃんが

俺の耳に

唇を寄せるのが



胸がぎゅうってなって

たまらんかった





うさちゃんが
カフェに来なかったのは

トオルが
あの席に座ってるのを
見たからで


それからは
警戒して
カフェには
行けなかったそうや・・



どうしても
この映画館で
俺と会いたかったから

家で
静かにしてたらしい




うさちゃんも

俺に

会いたかってんな・・・




もう少し
手をのばして

うさちゃんの
脇腹をなでる



うさちゃんの
耳に
俺の唇をつけて


唇で
耳をさする



もう





見つかっても



かまへん






こんな好きなんや




うさちゃんやて



こない好き

思てくれてるんや








いったい

なんが悪いねん





俺らの

なにが悪いねん

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