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感じさせて
第2章 トオル
翌朝目が覚めて

驚いた




いつも眠りの浅い私が

数か月ぶりに

アラームが鳴るまで

眠っていた




昨日

そんなに疲れていたのか



それとも

そんなに満足したのか





認めたくはないけど・・・







リビングの電気は

消えている




帰ってきたんだ

トオル







テーブルの上には

ラップがかかったままの

お皿が並んでいた




・・・・




落ち込気持ちを

取り直して

軽めの朝食を作っていると



トオルが

客間から出てきた






さっきまで

泣きそうだった顔を

笑顔に変え

トオルに声をかける





「おはよう、トオル」







「・・ん・・」



トオルは

私の顔も見ないまま

バスルームと消えていく




はぁ・・・




返事がなくても

笑顔で挨拶しようと

決めていた



「おはよう」

と、笑うトオルは

眼尻にシワができる



その優しい表情が

好きだった



その笑顔のトオルに

もう一度会いたかったから




返事がなくても

笑顔で挨拶するって

決めていた






夕食のお皿の中身を

ゴミ箱へ

ざざっと捨て




私は朝食のお皿を

テーブルに置いた







何度も目に溜まる



涙をこらえながら




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