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感じさせて
第5章 携帯電話
毎日電話するって

言ったのに・・・・




昨日は

私と会ったから


だから電話くれなかったの?





トオルを
笑顔で見送ると

ポケットから
携帯を取り出し
チェックした



着信はなかった



当たり前じゃない



夜に電話をしてもいい?
って聞いていたんだから



それでも
私の携帯チェックは
夜まで続いた







着信のないまま夜になり

トオルが帰って来るのを
待たずに

私はいつもより
早めに
寝室に入った




そわそわして

落ち着かない




悲しいけど

私がリビングに居ない方が

トオルもいいに
決まってる



ずっと前から
気が付いていたけど


なるべく
待つようにしていた






でも


今日は





待つ気持ちなんて

全くなかった







私が待っているのは





シンくんからの

連絡だった


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