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許嫁が多すぎる
第3章 脱出不可!?
「はぁはぁはぁ……」

全力で腰を叩きつけた翔太は息を切らせながら、さくらを抱き寄せた。

「気持ちよかったよ……翔太君」

チュッと唇にキスをしてさくらが満足げに微笑む。

「俺も……さくらの中、気持ちよかった……」

チュッとキスを返しながら翔太も微笑む。

「私だけ……だからね……翔太君……」

不安そうに見詰めながらさくらが呟く。

「もちろん、さくらとしかしないよ」

「約束ね……」

さくらが差し出した小指に翔太も小指を出して繋ぐ。

小指を繋ぎながら、二人はもう一度、キスをした。

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