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第11章 １日

ほんの少し野獣が頭を擡げてヒクヒクと動く。

一回り太くなった。

ゆっくりと顔を近付けて、その先の小さな口に口付けする。

フルーティーな花の香りがする。

ちょっとホッとした。

自分が男だった時に自慰をすれば生臭い匂いがしてた。

ライズからはそんな匂いはなく、野獣の頭から竿に向かって少しづつ口付けを繰り返す。

俺の手の中で竿が膨らみ硬さが増してくのがわかる。


「気持ちいい？」


そう聞けば


「ああ…。」


とだけ穏やかな返事が来る。

ちゃんと俺を感じてくれてる？

根元まで口付けをすれば、今度はアイスバーを舐める要領で竿の先まで舌を這わせて舐め上げる。

さわっと俺の尻が撫でられる。


「ひゃんっ！？」


慌てて振り向けばライズが俺の尻を撫で回してる。


「変な事すんな…、噛むぞっ！」

「魔族でも、そんな凶暴な事はしないぞ。」

「だったら大人しくしてろ。」

「それは無理だな…、シロが可愛くお尻を振って誘ってる。」


ライズの指が尻の方から股間の割れ目に入って来る。


「ライズ…、今は俺がしてるんだよ…。」

「もう、いいよ。その代わり、今夜はシロが私をイカせてくれ。」

「俺が？」


座るライズが俺の身体の向きを変えて抱える。


「そのまま腰を下ろせ…。」


ライズに言われるがまま腰を下ろせば俺の身体を分けるようにライズのちんぽが挿って来る。


「んはっ！」


いつもよりも、より深い部分にまでライズが届く感覚がする。


「そのまま…、ゆっくりと…、シロがいいように動け。」


ライズが俺の髪を指先で掻き上げて額にキスをする。


「動けって…。」


少しでも動かせばオーガズムが襲って来る。

でも上下に揺する腰の動きを止めればライズが俺の乳首を痛く摘んで動けと急かす。


「その調子…。」

「んはっ…、んはっ…、あんっ…無理っ！」


子宮が擦れるたびにビクンビクンと身体を震わせながら、ライズが満足するまで腰を振る。

ライズの上で卑猥な歓喜の声を上げて踊らされるメイドはボロ雑巾のようになるまで酷使されるだけだった。