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大魔王の子を孕みます
第9章 闇夜



ライズは悪魔の中の悪魔、つまり大魔王である。


「いやぁ…、もう…、許して…。」


悪魔に地獄を見せられる俺は全身を悶えさせて足を必死に閉じようとする。


「シロが嫌いな痛い事はしていない。」


淡々と悪魔が言う。

そりゃ、痛くはないけどさ。

苦しくて堪らない。


「ああーっ!」


この地獄の原因は、ライズの指先がずっと俺のクリトリスを撫でてるからだ。


「もう…、イッちゃったから…。」


イッてもイッてもライズの指先は俺のクリトリスを愛撫する。

始めは天国でも、ここまで来れば地獄になる。

股間で蠢くライズの腕を押さえてもライズの靱やかな指先は器用に俺のクリトリスの頭だけを撫で続ける。


「こんなに勃起させて…、シロのクリトリスはやらしい子だな。」


舌なめずりしてライズが笑う。

俺だけが笑えずに悲鳴に近い喘ぎ声を上げる。

改めて女の身体って怖いほど貪欲だと思う。

イケばイクほどお腹の中がキュンと熱を帯びて、もっと強い刺激と快感が欲しいと疼き出す。

この苦しみが辛くて堪らない。


「お願い…、ライズ様の…ちんぽを…。」

「シロのお強請りは可愛いけど、甘やかしはしない。」


要するにライズのお仕置はまだ続いてる。

俺の本気の謝罪は受け入れたが、俺を許してはいない悪魔が俺の身体を甚振る事を止めはしない。


「ラ…イズ…。」


息すら出来ない快感…。

頭が痺れたようにぼーっとなる。

身体だけが押し寄せる波にビクビクと跳ね、ライズを欲しがる蜜壷は溢れる愛液を垂れ流す。


「本当にシロは可愛いね。」


俺の顔中にキスの雨を降らし、優しい言葉を口にする悪魔はクリトリスを甚振る指先を決して緩める事がない。


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