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蕾は開き咲きほこる
第15章 私に出来る事
頭を動かすたびにグジュグジュッと卑猥な音が響き、頭の上では光春さんの吐息が聞こえ始めた。
視線をあげると光春さんと目が合い、優しく微笑んだ光春さんは髪の毛を優しく撫でてくれる。

「んっ……気持ち、良いですよ。その、まま、続けて、ください」

上がる息遣いに感じてくれているのが分かる。
もっと気持ち良くなってほしくて、ネットで調べた通りに指と舌を使いながら頭を動かした。
いつも我慢してくれている光春さんに私が出来ることはないかとネットで調べてみるとエッチについて色々と書いてあった。
男性を喜ばせる方法も色々あったけど、会社内のこの時間でできる方法はこれしかないと、色々なサイトを見て回り今日に至る。
正直、経験がない私の動きが光春さんの欲望を鎮めるのに役に立つのかは分からない。
分からないけど、少しでも鎮める事ができたら、少しでも光春さんへの愛情が伝わったらと思った。
だから、天を仰いで艶のある吐息を吐く光春さんに安心した。

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