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第6章 執拗な追跡

太田は広美が学校から出てくるところをまっていた。

見つけた獲物は逃がさない。
そんな意思をもったハイエ
ナのように。


朝から計算すると、ざっと５時間。

実はあのあと広美を学校までつけてきたのだ。

太田には無職だが金には困っていない。
困らないどころか、金はやまほどある。

太田はスマホを取りだし時間を確認する。

(そろそろか)