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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第10章 チャプター10
今の季節は六月も終わりに近づき、春から夏へと人や街、風景までも切り替わりつつあるが、冷水を浴び続けていると、さすがに躯が冷えてきてしまう。肌を震わせると、郁美は水飲み場を離れた。
歩いていると、急に人気がして、振り返ろうとすると、いきなり口を塞がれた。何が起こったのかわからずに、混乱していると、腕を掴まれた。
――ひとりじゃない?
郁美はそう悟ったが、抵抗しようにも、女の体力ではどうしようもなかった。悲鳴をあげることもできないまま、郁美は引き摺られていった。
やがて、郁美は乱暴に投げ出された。草の上だったので、怪我をすることこそなかったが、衝撃で一瞬、声を出すこともできなかった。
顔を上げると、二人組の男が目に入った。横たわった郁美のすぐそばに立ち、薄笑いを浮かべながら、彼女を、見下ろしていた。
どこか見覚えのある顔だな、と思っていたら、遊歩道で最初にすれ違った二人組の男であることに気づいた。上体を起こすと、ひとりが腰を下ろし、顔を覗き込んできた。
「また、お会いしましたね。お姉さん」
郁美は後退(あとずさ)ろうとしたが、もうひとりの男が彼女の背後に回った。
「何を――」
目の前の男が、にんまりと嗤(わら)った。
「見ていましたよ。あなたが犯されているところも、水飲み場でおまんこを洗っているところもね」
「あ――それは」
「大丈夫ですよ。ひとりとセックスしたぐらいじゃ、満足できないんでしょう。ぼくたちも丁度、相手をしてくれる女性の方を探していたところなんですよ」
背後の男が、肩をつかんできた。服を脱がされるが、郁美はそれに抵抗することができなかった。
「じゃ、交渉成立ってことでいいですね。お姉さん」
男の笑みが深くなった。
歩いていると、急に人気がして、振り返ろうとすると、いきなり口を塞がれた。何が起こったのかわからずに、混乱していると、腕を掴まれた。
――ひとりじゃない?
郁美はそう悟ったが、抵抗しようにも、女の体力ではどうしようもなかった。悲鳴をあげることもできないまま、郁美は引き摺られていった。
やがて、郁美は乱暴に投げ出された。草の上だったので、怪我をすることこそなかったが、衝撃で一瞬、声を出すこともできなかった。
顔を上げると、二人組の男が目に入った。横たわった郁美のすぐそばに立ち、薄笑いを浮かべながら、彼女を、見下ろしていた。
どこか見覚えのある顔だな、と思っていたら、遊歩道で最初にすれ違った二人組の男であることに気づいた。上体を起こすと、ひとりが腰を下ろし、顔を覗き込んできた。
「また、お会いしましたね。お姉さん」
郁美は後退(あとずさ)ろうとしたが、もうひとりの男が彼女の背後に回った。
「何を――」
目の前の男が、にんまりと嗤(わら)った。
「見ていましたよ。あなたが犯されているところも、水飲み場でおまんこを洗っているところもね」
「あ――それは」
「大丈夫ですよ。ひとりとセックスしたぐらいじゃ、満足できないんでしょう。ぼくたちも丁度、相手をしてくれる女性の方を探していたところなんですよ」
背後の男が、肩をつかんできた。服を脱がされるが、郁美はそれに抵抗することができなかった。
「じゃ、交渉成立ってことでいいですね。お姉さん」
男の笑みが深くなった。