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遠き記憶を染める色【完結】
第4章 彼女の海
彼女の海



実際、流子とサダトの子供時代は、この夜皆の話題の中心となった。


「いやあ…、そうだったなあー。ご近所は、そらあ、二人が年中ぴったしくっつていたもんで、恋人同士じゃないかって噂しちょったよ。なあ、洋介」


「ははは…。まあ、流子の兄弟は上も下もいろいろあって、一人っ子同様だったもんだからな。サダ坊にはよく懐いていたよなあ」


そう…、洋介もまた死別と再婚で、流子は実の母を”失っていた”のだ…。


「そうだったねえ…。潮田さんとこは、いとこ同士で分家を継がせるようだって、みんな言い回っていたよ。ハハハ…」


こんな会話を耳にしていた流子は盛んに苦笑していたが、彼女自身、”あの頃”は大人になったらサダトと結婚したいと漠然とながら心に言い誓ったものである…。
彼女は自然と、走馬燈のように頭に描かれるカレとの遠き記憶を思い返していた。


***


それは穢れなき記憶の海からの光景ではあった。
だが、実際は思春期の複雑な性衝動も割り込み、どこか切なくも淫靡なフィルターをかぶったフラッシュバックとも言えた。


流子が真っ先に思い浮かべたのは、中1の夏…、競泳用の水着姿を全身鏡で映し出した時、猛烈な性欲が湧いた”あのこと”だった…。
流子は無意識に、右手を股間と水着の間に入れ、初オナニーに興じたのだったが…。


縁側でセミの鳴き音が股間を刺激する中、おま○この中にすっぽり入った想像のブツはサダトのオチンチンだったのだ。


彼女には小学生時分、本家の外湯釜でサダトと二人、すっぽんぽんになっての”混浴”経験があった。


その時、彼女の目に映ったサダトのまだ皮がむけていないスポイトのようなチンポは、その後、成長するにつれ、時たま彼女の瞼に戻ってきたものだった。
時には皮が剥け、勃起したビッグサイズに”加工”されて登場ということもあった…。


***


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