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妖女な幼女【完結】
第6章 二人のカンケーを待つモノ
二人のカンケーを待つモノ



「ほう…、なかなか似合うじゃないか。ショートカットもいいなあ…。そうか、ユキコちゃんも中学生か…」


「でも、おじさんの事務所の前はまた通学路ですから。今まで通りココへ通い続けるの、オッケーですよね?」


「まあ、こっちはいいけど…。でもユキコちゃん、お母さんの暴力はなくなったんだし、キミがココへ来るの理由ははもうなくなったんじゃないのかな…」


「私、”あの時”の気持ちはずっと保ちたいんです。そうすれば、お母さんのこと以外の大変なこととかも、乗り超えられる気がして…。なので、おじさんが迷惑でないのなら、会って話し聞いてもらって、写真1枚撮ってってことは続けたいんです。ダメですか?」


「ユキコちゃん…。はは…、オレなんかでよかったら、どうぞどうぞだよ」


「じゃあ、そう言うことで、今後もよろしくお願いしますね」


この日は、ユキコのショートカットをデジカメに収めた。
で…、二人のカンケーはまだ続くことになった。


***


「えー!そうか…、2級上の先輩にコクられたのか…。まあ、ユキコちゃんはかわいいから、これから何人も言い寄ってくるよ。はは…」


「おお…、今日は盆踊りでね…。いやあ、浴衣姿もいいね‥。じゃあ、今日は全身を収めるか‥」


「わー!ついにカレとキスしたってか…。そいつ、羨ましいな、ハハハ…。えー?今日はチュー顔撮れって?ハイハイ…」


***


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